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ノーベル自身も揺れた「軍縮か? 抑止力か?」 また平和賞が波紋呼ぶ

 投稿者:宣伝コピペ  投稿日:2017年12月12日(火)18時08分7秒
返信・引用
  《本記事のポイント》
平和賞の「軍縮=平和」は、ノーベルの遺言から来ている
その奥にある、ノーベルを"振った"女性の影
ノーベル自身は「抑止力」を重視していた

「平和賞」は、「平和への貢献を称える賞」ではなく、「平和の難しさについて人々に考えさせる賞」と言うべきかもしれない。

今年のノーベル平和賞は、「核兵器禁止条約」の採択に尽力したNGO団体「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」に贈られた。

ノルウェーで開催された授賞式では、広島で被爆したサーロー節子さんが演説。「核兵器は必要悪ではなく絶対悪」と訴え、全ての国が条約を採択することを求めた。

今回の「平和賞」への評価を巡り、国際社会は割れている。

アメリカなどの核保有国は「安全保障環境の現実を無視している」として、核兵器禁止条約を批判。それらの国の大使は授賞式を欠席。事実上のボイコットを表明した。

確かに、今の段階でアメリカが、核を"率先して"放棄してしまえば、中国や北朝鮮の軍事拡張を、誰も止められなくなる。それによりアジアに全体主義が拡大してしまえば、結果的に、「民主活動家の劉暁波に平和賞を与えたのは何だったのですか?」ということにもなりかねない。


「軍縮=平和」のおくにはノーベルの遺言

実は、ノーベル平和賞における「軍縮=平和」という"教義"は、ノーベル賞の創設者である、アルフレッド・ノーベル(1833~1896)の「遺言」に端を発している。

ダイナマイトの発明者であるノーベルが、死の床に就いたとき、自身の資産を人類に貢献した者に与えるよう遺言したことは有名だ。その中で、「平和賞」の受賞対象者について、こう書かれている。

「国家間の友好、軍隊の廃止または、削減、及び平和会議の開催や推進のために最大もしくは最善の仕事をした人物に」

つまりノーベルは「軍縮・平和会議こそ、平和を守ることの中心だ」と、事実上、規定しているのだ。現在の選考委員会は、この「平和」の概念を広く解釈し、劉暁波のような民主活動家などにも当てはめている。しかし、同賞における「平和」の核心はあくまで「軍縮」「平和会議」であり、外すわけにはいかないのだ。


「軍縮」の奥にある一人の女性

ノーベルの「軍縮=平和」という遺言の奥には、一人の女性の影があると言われている。

ある時ノーベルは、新聞広告で秘書を募集した。それにより採用されたのが、ベルタ・フォン・ズットナーという女性。ノーベルは、そのベルタに恋心を持っていたが、実らなかった。というのも、彼女の元に、かつての恋人から「君なしでは生きられない」という電報が届き、1年もしないうちにノーベルの元を去ってしまったのだ。

彼の元を去ったベルタはその後、平和運動に身を投じることになる。それも、当時としてはかなり急進的な運動だ。彼女は、反戦小説『武器を捨てよ!』を執筆し、ヨーロッパ中で大きな評判を集めていた。その「武器を捨てよ」という著名の通り、彼女の平和主義は、話し合いによって武器を捨て、一足飛びに平和を実現しようというものであった。

ノーベルは、昔のよしみもあり、彼女との連絡は続け、平和活動への多額な資金援助も行った。そして、彼女の小説には激しく共鳴した。彼女がいなければ、平和賞創設はなかったと言われている。

「軍縮=平和」という考え方の背景には、彼女の姿があったのは明らかだ。その証拠に、ベルタ自身がノーベル平和賞を受賞している。


一方で、「驚異的な抑止力を発明したい」との思いも

しかしそんなノーベルであっても、「平和への近道は、軍縮か、抑止力か」ということについて、揺れ動きはあったようだ。

実はノーベル自身、抑止力の重要性を認めていた。ダイナマイトを発明する以前、ベルタに対してこう語っている。

「永遠に戦争が起きないようにするために、驚異的な抑止力を持った物質か機械を発明したい。敵と味方が、たった一秒間で、完全に相手を破壊できるような時代が到来すれば」「すべての文明国は、脅威のあまり戦争を放棄し、軍隊を解散させるだろう」

平和賞の理想主義からはまったく想像できないほどの、生粋のリアリズムだ。これが、ノーベルにダイナマイトを発明させる、一つの原動力となった可能性もある。

しかし、遺言に残した「平和の概念」は、全く逆のものとなっていた。

それが、かつて愛した女性が懸命に活動する姿に心を動かされたためなのか、晩年、新聞に「死の商人」などと書かれたことに心を痛め、汚名をそそぐために「理想主義寄り」の遺言を残したのかは分からない。

いずれにせよ、「今すぐ武器を捨てるよう呼びかけても、平和が来ない」ことは、ノーベルも自覚していた。そして、その考えを理想主義に傾かせたものは"個人的な事情"によるものであった可能性が高いことは、知っておいてもいいかもしれない。

ノーベルも悩んだように、平和への道は決して、単調ではない。「足は大地に、目は星に」という言葉があるように、「核廃絶・軍事力廃絶」の理想を持ちながらも、その実現には智慧をもって臨む必要がある。
(馬場光太郎)

【関連記事】
2016年3月号 世界で最も核兵器に無防備な日本――中国、北朝鮮の核をどう止めるか(Webバージョン) - 編集長コラム
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http://the-liberty.com/article.php?item_id=13888
 

イージス・アショアでも、日本は3割しか北ミサイルを迎撃できない

 投稿者:宣伝コピペ  投稿日:2017年12月11日(月)17時25分55秒
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  《本記事のポイント》
現在の日本のミサイル防衛は「1段構え」に過ぎない
イージス・アショアを導入しても、北ミサイルが100発発射されれば、迎撃できるのは約3割
安倍政権の国防政策は「この国を、守り抜けない。」が真実

防衛省はこのほど、2023年度の運用を予定していた陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を前倒して配備するための調査費と、「長距離巡航ミサイル」を導入するための経費を、2017年度の補正予算案に計上する方針を示した。

趣旨について、小野寺五典防衛相は記者会見で、「北朝鮮がさらに能力を高める可能性もある。万全の態勢を取るため、予算要求したい」と発言。長距離巡航ミサイルの導入が専守防衛に反するという懸念に対し、「我が国に侵攻する敵の水上部隊や上陸部隊に対処する。敵基地攻撃を目的としたものではなく、『専守防衛』に反するものではない」とした。


日本の迎撃率は低い

現在、日本のミサイル防衛体制は、4隻のイージス艦、34基のPAC3の"二段構え"となっている。ただ、PAC3は全国をカバーしておらず、実際は「一段構え」に過ぎない。このため政府は、イージス・アショアを早期に配備し、万全の態勢を整えようというわけだ。

「これで日本の防衛は安心」と思いたいが、イージス・アショアの運用が完了し、仮に北朝鮮が日本に100発のミサイルを発射した場合、日本が撃墜できるのは約3割と言われている。ミサイルがそれ以上発射されれば、日本の迎撃率は悪化し、多くの国民が亡くなるのは確実なのだ。

イージス・アショアを導入しても、万全の態勢が整うわけがなく、「ないよりマシ」というのが現実的なとらえ方であろう。


専守防衛の転換が必要

もちろん、多数のミサイルを完全に迎撃することは困難である。アメリカでさえできない相談だ。そのため各国は基本的に、攻撃の兆候があった場合、その攻撃ポイントを事前に破壊する「敵基地攻撃能力」を保有し、ミサイルを撃たれるリスクを減らそうとする。

そこで日本は、北朝鮮を射程に収める長距離巡航ミサイルを導入する流れになっているのだが、たとえ導入が実現しても、「撃たれない限り、反撃できない」という制約を受ける現状に変わりはない。憲法9条を改正し、極端な専守防衛の考えを転換しなければ、日本を守り切ることはできないと言える。

先の衆院選で、安倍政権は「この国を、守り抜く。」というスローガンを掲げて大勝した。だが、今回の予算措置を講じても、看板倒れになるのは目に見えている。

マスコミも、こうした政策の欠点こそ指摘し、さらなる対応を求め、国民の安全・安心につながる報道をすべきではないか。
(山本慧)

【関連記事】
2017年12月3日付本欄 中国は北朝鮮を見殺しにする 北問題の次を見通す
http://the-liberty.com/article.php?item_id=13864

2017年12月1日付本欄 福岡市、緊急メールによるミサイル訓練を実施 「物足りない」「緊迫感はない」の声
http://the-liberty.com/article.php?item_id=13859

2017年4月22日付本欄 北朝鮮が戦争を起こしたら――日本の大部分はパトリオットの範囲外
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12911

http://the-liberty.com/article.php?item_id=13886
 

「北朝鮮と対話」は残酷な選択肢だ 2度脱北した“日本人”の壮絶な半生

 投稿者:宣伝コピペ  投稿日:2017年12月10日(日)17時16分10秒
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  北朝鮮が11月末に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行ったことで、米朝衝突の可能性は、ますます高まっている。経済制裁により、北朝鮮が冬を越せずに暴発するという説もあれば、アメリカが北のICBM完成の前に先制攻撃するという説もある。

こうした中、「軍事的オプションではなく、対話によって、北に核ミサイル開発を放棄させる道を探るべき」という声も大きい。

しかし北朝鮮問題は、単にアメリカや日本の安全保障に止まる話ではない。それ以上に重要なのは、「世界最大の人権問題」であるということだ。北朝鮮の体制が維持される形で、核ミサイル問題が着地したとしても、それは決して「平和的決着」とは言えない。それは、地上の地獄を放置する行為でもあるからだ。

本欄では、2010年5月号記事として掲載された、脱北者の壮絶なストーリーを改めて紹介する。(再掲元は http://the-liberty.com/article.php?item_id=913 )。

◆                ◆                ◆

祖国へと戻った少女たちの人生を待ち受けていたのは、あまりにも過酷な現実だった。運命に翻弄されながらも決して生きることを諦めなかった魂の軌跡は、未来の希望へといま繋がり始めた。

日本へ戻って、5度目の春を迎えようとしている。

3月初旬の風は冷たい。団地(大阪市内)の3階から見上げる空は、鉛色で低く垂れ込めている。つい辛い過去と重なってしまいそうだ。

しかし三寒四温を繰り返しながら自然が春へと流れていくように、その閉ざされていた心にもようやく、暖かな春の光が差し始めているのを実感している。

「私は、本当の自分自身に戻ったのですから」─―。

高政美(49歳 日本名・千葉優美子)はそう言って、柔らかな笑顔を見せた。

その表情からは、過酷な運命に翻弄され続けた一人の女性の姿は、読み取れない。しかし想像を遙かに超える現実は、確かに存在した……。


厳しい現実

1960年9月23日、韓国・済州島出身の両親(朝鮮籍)の次女として、政美は大阪市生野区に生まれた。当時は北朝鮮を「地上の楽園」と謳う帰国運動が盛んだった。62年に父は早世し、子供3人を抱え生活に苦しむ母は帰国事業を担当する在日朝鮮人の男性と再婚した。

「北朝鮮へ行けば心配なく生活できる」という宣伝に心を動かされた母は63年10月18日、3歳になったばかりの政美や養父の連れ子など家族7人と、第111次帰国船に乗り込んだ。

新潟港を後にした船内は希望に溢れていた。

しかし北朝鮮・清津港に到着すると「3年経てば日本に帰国できるのに一人も帰国していない」という宣伝文句の真の意味が、すぐに理解できた。目に映る清津港は古く、出迎えの人たちの姿は貧しかった。10代後半で多感な兄は、「船から降りない。日本に返してくれ!」と言い張った。

その後、どこかへ連れ去られ、戻ってくることはなかった。

その兄と再会したのは4年半後だった。「第49号病院」と言われる精神病患者を収容する建物内で、髪は伸び放題、ボロを身に纏う人たちの1人になっていた。容姿は変わり果て、立つのもやっと。7歳の政美は、正視できなかった。その後71年頃、兄の死亡が伝えられた。

北朝鮮では、生まれた時から思想教育が徹底される。幼稚園では母音・子音のハングル文字を憶える前に「キム・イルソン」「キム・ジョンイル」の名前を「絵を描くように」暗記することから始まる。

政美は、北朝鮮で教育を受けた。「成分社会」である北朝鮮では、在日帰国者は同胞から「チョッパリ(日本人の蔑称)」などと差別される対象だったが、「神様は我々を助けてくれないが、キム・イルソンは我々を助けてくれる」と教え続けられる環境の中、誰もが「指示されるように」考え行動するようになっていく。反抗して政治犯として消えていく人たちを目の当たりにし、政美も、そして誰もが、社会的に声を上げる意志をなくしていった。


全土を襲った大飢饉

80年に新義州第1師範学校を卒業すると、政美は体育講師としてマス・ゲームの指導教官になっていた。帰国者としての苦労は続いたが、日本からの「国家的支援(=仕送り)」と、北朝鮮内の親族に党幹部がいたことも手伝って生活は落ち着き、敵対成分への転落を避けることができた。

34歳になっていた政美の心の中で、アラーム・ベルが鳴り響いたのは、95年5月のことだった。

体育講師の仕事をしていた新義州内の大学から緊急連絡を受け、餓死者の「遺体処理」に動員されることになった。

95年は大規模の飢饉が北朝鮮全土を襲った。犠牲者は90年代を通して合計300万人以上とも言われ、平壌以外の地方都市の多くで配給がストップした。

もちろん当時の政美には、そんな事情を知る由もない。当局からは「絶対に仕事内容を外に漏らさないように」と誓約書にサインをさせられ、秘密裏に行動するだけ。新義州駅前の旅館内には遺体が山のように運ばれ、夜になると学生たちと4班に分かれ山間部に遺体を捨てに行った。35日間でその数は、2千体を超えた。

「何かがおかしい」──。

死体の山という圧倒的現実を前に、自然に出た想いだった。


敵対階層への転落

96年11月、政美は大学講師の職を突然解かれ、山奥への追放を言い渡された。理由は、お金を貸していた在日帰国者の男性が「外貨稼ぎ」で問題を起こしたからだった。困っている人にお金を貸しただけで何故 ……。大学入試を控えていた娘と高校生の息子も一緒に、政治的犯罪に関わったとして追放されるという。子供の将来まで潰されてしまうのは耐え難かった。各部署に必死に掛け合ったが、当局は軽率な判断が判明することを恐れ、態度を変えなかった。状況は平行線をたどり、政美はついに脱北を決意する。


命がけの脱北

45分間─―。

中朝国境を流れる鴨緑江(アムノッカン)河口付近の潮が完全に引く時間だ。時刻は午後7時ぐらいか……。河口部の薪島という島に前日、小舟で5時間かけて上陸した。旅行客を装い、怪しまれないように地元の漁師から2週間前の潮の満ち引き具合を聞き出し、計算した。満潮になれば水が溢れ、渡れない。緊張が、走った。

00年12月1日午前5時。

国境付近に群生する、高さ2メートルほどの枯れた芦原に子供たち3人と身を潜めた。寒さで、死にそうだった。

真冬の鴨緑江周辺は、マイナス20度以下になる日もある。持参した弁当は冷凍食品に変わり、プラスチックの弁当箱は粉々に壊れていった。両手、両足は感覚が無くなり、紫色に変色し始めた。

芦の間から、空を見上げた。どこまでも青く遠く、美しかった。政美は静かに立ち上がり、無意識に両腕を天に上げ、震えながら心の中で声を出した。

「仏様、本当にお忙しいとは思いますが、しばらくこの3人に目を向けては頂けませんでしょうか。この運命を、命を、どうかお助け下さい!」

心の底から祈った。今は亡き熱心な仏教徒だった母の姿が、頭から離れなかった。

「仏教の神様は何億という自分の子供たちを常に見ているよ。人生で本当に困ったときには、心から祈ったら助けてくれるんだよ。それを信じて、あなたは生きていかなくてはならないよ」

宗教を否定する監視社会だったが、母が家でよく語ってくれていた言葉が、心に響き渡った。涙が、溢れんばかりに頬を伝った。

午後6時過ぎ。日は没した。土手で警戒に当たる警備兵は見あたらない。脱北を決行した。境界線にある土手を一気に駆け上がると、電気鉄条網の鉄線を古木で押し拡げ、息子と娘を通した。脱北後に着替える衣類を詰めた1メートル大の軍事用バッグも何とか通過させ、3人は境界線を、ついに越えた。

しかし、中国領側の土手向こうには干潟が予想を超えて、遙か遠くまで続いていた。

愕然とした。しかし立ち止まる余裕はない。寒さで感覚がなくなった両足が泥に捕まりつつも、闇夜を必死に駆け抜けた。不思議だが、まるで背中に羽が生え飛んでいるかのように全身が軽く、前へ前へと進んだ。対岸まで残り10メートルほど近づいたとき、海水がすでに腰周りまで満ちてきているのに気がつき、我に返った。娘はのど元まですでに浸かっている。

接岸されていた何艘かの木製の小舟に息子を上げると、政美は華僑に教えてもらった唯一の中国語を、全身の力を振り絞って張り上げた。

「チン・ジューミン!(清救命)」

やがて懐中電灯の光が、顔に当たった。「ヨギ!ヨギ!(朝鮮語)」。人影に気がついた中国人の老人が3人を岸へと引き上げてくれた。直後に「ザザザーッ」という流水音が聞こえ、河は海水で一気に満たされていった。身長の高さを優に超えながら……。

全身泥だらけのまま、天を見上げた。漆黒の空が低く、まばゆく輝いて見えた。感謝の言葉を、何度も捧げた。


悪夢再び

「二度と戻りたくない」と決死の覚悟で脱北したはずなのに、政美は03年1月、新義州にある国家保衛部の留置所にいた。中国公安によって、強制送還されたのだ。

00 年に脱北後、審陽の韓国領事館内に駆け込もうと思ったが、急増する脱北者に、領事館側のガードは硬かった。その後8千元(約15万円)で嫁として農村に売られる途中に脱出し、山東省煙台の大学食堂で働き口を見つけた。子供たちは「生きていくため」に人質として製麺工場で働いていた。運命は、好転しなかった。

強制送還される車内で、所持していた指輪や針金、プラスチック類などを一気に飲み込んだ。さらに公安員が手にしていたハサミを奪い、自身の左肩に突き刺した。一気に血しぶきが上がり、周囲は鮮血で溢れた。

「止血する必要はない!  どうせ死ぬんだから!」

北朝鮮で待っているのは激しい拷問と死。ならばせめて抗議の意を表したかった。やがて、気を失った。


生死の境で得たもの

留置所内での拷問は、想像を絶するものだった。顔面への殴打で目は潰れ、歯はすべて抜け落ちた。舌は口から出たまま元に戻らず、肛門は開いたままだった。

もはや身体は糊のように床に貼りついて動かない。声も、出ない。死体同然になり果てた政美の中でしかし、不思議と覚醒している意識があった。

「心の目」は、驚くほど静かに醒めている。

「大丈夫です。死ぬことはありません」──。

拷問の最中も、その声ははっきりと聞こえてきた。

「あなたは死なない。生きてその経験を世界に伝えなさい。あなたをここから助けてあげますので、その大事な仕事をしっかりと果たしなさい」

人間の息がいま、まさに閉じようとするその瞬間に、内から響いてきた厳かな「言葉」だった。

03年11月に2度目の脱北を果たした政美は05年7月28日、日本のNGO「脱北帰国者の生命と人権を守る会(以下「守る会」)などの支援で、息子と共に念願の日本への帰国を果たした(娘は遅れて同年11月末に入国)。

新潟港を離れて、実に44年の歳月が流れていた。


受け入れ態勢の問題

日本国内の脱北帰国者はその家族を含め約200人。入国後の支援は「守る会」など複数の民間団体の善意に任せっきりの状態だ。今年、脱北者2万人時代を迎えると予想される韓国では、「ハナ院」と呼ばれる社会復帰施設があり、資本主義社会で法秩序を守って生きていくための適応訓練が3カ月間、行われている。

「守る会」の副代表で、政美の帰国に奔走した山田文明副代表(61歳・大阪経済大学准教授)は「もはや民間の手に負える限界を超えている」と国の支援を訴える。

同会代表で、文筆家の三浦小太郎氏(49歳)は、生活保護に依存しない定着支援のために、(1)半年間の日本語教育、(2)パソコン技術などを含めた職業訓練、(3)民主主義社会での法的ルールの習得、(4)専門家による精神的ケア、などを公的に行うべきと提言する。さらに希望者には就職後の料金返還を条件に、自動車免許を取得させる。

長年、配給という「与えられる」社会で暮らし、自由意思を徹底的に否定され続けた人々にとって、自立は容易ではない。同じハングルを使う韓国内の脱北者ですら、就職などの壁は大きく、すでに社会問題化している。多くの帰国者にとって外国語ともいえる日本語の壁を越えなければ、徒な孤立・対立を生み、結果的に日本の国益に反していくことになる。「言語は文化そのもの。そして彼らが自立できなければ、受け入れた意味はなくなります」と三浦代表は日本語教育の重要性を強調する。


「小さな北朝鮮」を提訴

08年6月、政美は朝鮮総連を相手どり損害賠償請求を大阪地裁に起こした。

「地上の楽園」という虚偽宣伝で9万3340人の在日朝鮮人・日本人妻らを「公式的に誘拐」し、その後の悲惨な生活実態を隠し続けた罪を、明らかにしたかった。裁判を始めるのに3年を要した。自由に発言することに対する恐怖感、人を信頼することへの不安など、密告監視社会で過ごしてきた洗脳は容易には取れなかった。「守る会」の人々の真心に接する中で、人を心から信頼できる「本物の自分」を少しずつ取り戻していった。

しかしこのとき、ひとつの疑問が去来した。なぜ情報が溢れる日本社会で、何十年も朝鮮総連や北朝鮮に日本人は声を上げないのか。そして正義のために戦わないのか。あれほど悲惨な日常が半世紀以上も放置され続けているのにもかかわらず……。

「あぁ、我々みたいな経験がないから声が出せないんだ。分からなくて、そうなっているんだな」

その逆説的な理由が掴めたとき、自分自身の背中がズシリと重くなった。

朝鮮総連への直接的な批判が、過去の歴史問題や、少数者への差別を招くという懸念や批判の声が一部に存在することについては、「我々帰国者の受けた差別とは比較になりません。どうか、今の話をしましょう! 日本はすでに公式に謝罪し、昔とは天と地ほどの違いがあります。総連は今も金正日の指示に従って動き、北朝鮮のために命をかけるような団体です。人権侵害や差別というなら、どうかすぐに北朝鮮へ行って帰国者たちのために闘ってください。問題をすり替えないでほしい」と強く反論する。


諦めない理由

養父は晩年、北朝鮮と総連の虚偽宣伝を手伝い、大勢の人を帰国させたことを悔やみながら世を去った。一審(09年11月)では時効を理由に敗訴したが、最高裁まで決して諦めるつもりはない。

北朝鮮には、親類が残っている。自分のひと言で多くの人が収容所へ送られ、殺されるかもしれない。いや、すでに「99パーセント」送られていると思う。裁判開始後は脅迫も続き、精神的に苦しくて眠れなくなることもある。

しかし北朝鮮の独裁体制が続く限り、自分が経験したような地獄絵は延々と次世代へと引き継がれていく。死ぬ理由も分からないまま死んでいった数多の帰国者たちの無念さを少しでも鎮め、未来の多くの人々を救うことに繋がるのなら、母の言う「仏教の神様」はきっと、自分の行為を許してくれるに違いない。


「両方の証言者」の使命

沈黙していては何も変わらない。日本の人には北朝鮮の現実を伝え、北朝鮮の国民には麻痺した「人間機械」から「本来の人間」に戻る幸せと希望を伝えたい。そしていつの日か民主化された北朝鮮で、訪れる世界中の人たちに自らの経験を伝える。

その日が来るまでは、この瞬間、瞬間を大切に生きていく。「両方の証言者」としての責任感が、政美を強く支える。

心に響き渡った「あの声」──。今も一瞬たりとも、忘れることはない。

【関連記事】
2017年12月8日付本欄 神の愛で世界をひとつに エル・カンターレ祭大講演会「愛を広げる力」
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2017年12月1日付本欄 「妻と息子を強制送還しないで」 中国が脱北者を"地獄"に送り返すわけ
http://the-liberty.com/article.php?item_id=13857

2017年5月8日付本欄 北朝鮮、ミサイルよりも恐ろしい50の地獄 それでも「平和的解決」を訴えますか?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12971

http://the-liberty.com/article.php?item_id=13884
 

幸福の科学法シリーズ24作目『信仰の法』が発刊 宗教対立を乗り越える愛の力

 投稿者:宣伝コピペ  投稿日:2017年12月 9日(土)17時04分49秒
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  幸福の科学の二大祭典の一つである「エル・カンターレ祭」が7日、千葉・幕張メッセで開催された。大川隆法・幸福の科学総裁は「愛を広げる」と題した法話を行い、その中で、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都として認めたことについても言及した。

アメリカによる首都認定で焦点が当たっている聖地エルサレムとは、そもそもどんな土地なのか。

エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地であり、ユダヤ教国家のイスラエルとイスラム教国家のパレスチナがその帰属を争ってきた。イスラエルは以前からエルサレムが自国の首都だと主張していたが、国際社会からは受け入れられず、各国の大使館や領事館が置かれているテルアビブが事実上の首都となっていた。

このような背景から、トランプ氏がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことで、ユダヤ教とイスラム教の対立を激化させると批判の声があがっている。実際、パレスチナやイスラム教諸国は今回の決定に猛反発し、各地で抗議デモが行われている。自分たちが大切にしている「聖地」が、他の宗教国家の首都となってしまうことへの反感は大きい。

しかし、「神の目」から見ると、状況は違って見える。大川総裁はエル・カンターレ祭の法話で、この問題について次のように指摘した。

「私の答えを言えば、小さなことだと思っています。ユダヤの人たちが、エルサレムを首都としたい。別に構いません。天上界の高級霊たち、神と呼ばれた歴史上の人たちは、そんなに心が狭くないんです。そんなことで、この世が混乱に陥ることなんか、望んでいないんです。この地上に、聖地とか、そういうものはあるかもしれませんが、それはあくまでも、あの世にあるところの神仏につながっていくための縁にしかすぎないんですよ。そうした手段と目的とを、間違えてはいけないのではないでしょうか」

つまり、エルサレムがどの国に帰属するかは、神の目から見れば本質的な問題ではないということだ。むしろ、本来、人々を信仰へ誘うための聖地が対立を招いているということを神々は悲しんでおられる。

このほど発刊された、幸福の科学法シリーズ24作目となる大川総裁の著書『信仰の法』でも、さまざまな世界宗教を指導してきた神は同じ存在であることが明らかにされた。大川総裁は同書の中で、同じ神が指導したにもかかわらず、ユダヤ教やキリスト教、イスラム教などが争っているのは、人間の認識の低さに原因があると指摘している。人類を導いてきた「地球神」の存在を知ることが、対立を解くカギとなる。

違いを乗り越える「愛の力」

『信仰の法』では、こうした宗教対立を乗り越える「愛の力」についても説かれている。

愛というと、身近にある男女の愛や家族の愛を連想しがちだ。また、人はともすれば、そうした人間関係において「愛される」ことばかりを求めてしまう。

しかし、大川総裁は同書の中で、「与えることこそ愛の本質である」としている。さらに、組織を発展させるための「生かす愛」や、憎しみを乗り越える「許す愛」など、「愛の段階」にも言及。「愛の認識」を深めることで、個人として幸福な人生を送ることができるだけでなく、国籍や人種、宗教の違いを乗り越え、世界の諸問題を解決していくこともできる。

人から愛を奪おうとする立場から、人に与える立場へと変わり、愛の力でさまざまな対立を乗り越えていく――。世界中で人口が増え続け、社会が多様化している現代にこそ必要な教えといえるだろう。

他にも本書では、以下の論点について言及されている。
個人や組織における人間関係の調和の方法。
自助努力と他力の関係について。
社会主義的な全体主義国家と、自由で民主主義的な国家との戦い。
世界正義を実現するための日本の役割。
「政教分離」の問題点とは。
「政教一致」のイスラム教国家が抱える問題。
地球神の存在について。

【関連記事】
2017年12月8日付本欄 神の愛で世界をひとつに エル・カンターレ祭大講演会「愛を広げる力」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=13877

2014年11月号 日本発 世界を救う「幸福学」 Happiness Theory Saves The World
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8465

2011年12月号 「霊言」とは何か-大川隆法のスーパー霊能力
http://the-liberty.com/article.php?item_id=3159

http://the-liberty.com/article.php?item_id=13880
 

神の愛で世界をひとつに エル・カンターレ祭大講演会「愛を広げる力」

 投稿者:宣伝コピペ  投稿日:2017年12月 8日(金)17時33分54秒
返信・引用
  幸福の科学の二大祭典の一つ「エル・カンターレ祭」が、7日、千葉・幕張メッセを本会場に開催された。大川隆法総裁は、本会場に集った約1万2000人を前に「愛を広げる力」と題した法話を行い、その様子は同グループの中継網を通じて、全国・全世界に同時中継された。

「愛」の教えは幸福の科学の基本教義のひとつであり、今までも大川総裁は愛についてさまざまに説いてきた。本法話では、個人レベルの愛の行為から、社会や国、国際社会、そして宇宙創世に関わる壮大な愛の教えまでが縦横無尽に説かれた。


すべてのものは神の愛によってつくられた

世間一般には、人から愛をもらうことで幸福になると考えられている。
だが幸福の科学では、愛を与えることで幸福になると説く。神々は常に愛を与えておられる存在であり、神の子である人間も、愛を与えることに魂の喜びを感じるからだ。

「宇宙は神の愛によってつくられたのです。《中略》万象万物、すべてに神の愛が宿っています」「自分は、神よりくださった愛が宿って生きている存在であると知ってください」

大川総裁はこのように述べ、神より愛を与えられ、生かされていることへの感謝が、他の人々への愛の行為に変わっていくことを説いた。


未来の平和のために正義が要る

幸福の科学ではまた、愛には発展段階があると教えている。
縁がある人たち、困っている人たちを愛する段階もあれば、学びを深めて知恵を得ることによって、より大きな愛の実践ができる。これは、仕事レベルだけでなく、国家レベル、外交レベルでも同じだ。

さらに「許す愛」の段階がある。人は間違いを犯すものだが、その根本には神の子としての輝きがある。善悪を分ける智慧を持ちつつも、神の子としての本性を見出し、愛することが「許す愛」の教えだ。

今、北朝鮮が核・ミサイル開発を進め、世界を震撼させている。また、中国も覇権を拡大し、周辺国に侵略行為を繰り返している。こうした、人々を恐怖に陥れる行為は明らかに間違っている。

だが、その国に住む人たちもまた、私たちと同じ神の子である。

大川総裁は、北朝鮮をめぐる戦争の可能性に触れ、北朝鮮や中国に住む人たちをも救いたいとの願いを込めて、次のように語った。

「悪しき体制が多くの人々を奴隷のように苦しめているならば、その体制は壊さねばなりません」
「正義のために平和があるのではありません。平和のために正義はあるのです。未来において新しい平和をつくり出すために、正義が要るのです」

最後に大川総裁は、さまざまな宗教の違いを乗り越えていく愛と許しの力、愛を広げる行動の大切さについて説き、「愛がすべてをひとつにするということを信じてください」「私はあなたがたすべてを愛しています」と述べて講演を締めくくった。

本講演では、他にも次のような多岐にわたる論点への言及があった。
人間の偉大さは、生まれではなく行為によって判断される。
幸福の科学はなぜ霊言集を発刊し続けているのか。
邪悪なる国家の特徴について。
エルサレムをイスラエルの首都としたトランプ米大統領を、天上界の神々はどう見ているか。
各地にある宗教的聖地にはどんな意味があるか。
インドのカースト制は神の目からどう映っているか。

ここに紹介したのは法話のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
支部や精舎への問い合わせは、以下の連絡先まで。
・幸福の科学サービスセンター
Tel:03-5793-1727 : 火~金/10:00~20:00 土日/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
http://map.happy-science.jp/まで。

【関連記事】
2017年12月号 新しい考え方で「国難」を打ち破る - 大川隆法総裁 講演会Report
http://the-liberty.com/article.php?item_id=13716

2017年2月11日付本欄 紛争を乗り越える神々の教え 大川隆法総裁が大分で講演
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12575

http://the-liberty.com/article.php?item_id=13877
 

「南京大虐殺記念日」制定のカナダで「抗日博物館」の建設計画が進む

 投稿者:宣伝コピペ  投稿日:2017年12月 7日(木)17時04分26秒
返信・引用
  カナダのオンタリオ州議会が、毎年12月13日を「南京大虐殺記念日」にする動議を可決したことで物議を醸している中、同州で新たに、反日拠点の建設計画があることが判明した。

今年で発足から20年を迎える中国系在米反日組織「第二次大戦アジア史保存連盟」(通称:ALPHA)が、オンタリオ州の州都トロント市内に、南京事件や慰安婦、日本軍の細菌戦部隊「731部隊」などの歴史を展示する「アジア・パシフィック・ピース・ミュージアム」の建設計画を進めている。

博物館は3階建てで、毎年2万人の来場を見込む。同団体は現在、計画への寄附を全世界に呼びかけるとともに、12月13日に「南京大虐殺」の式典を開催する予定だ。

9月に行われた計画に関する記者会見には、トロントのジョン・トーリー市長のほか、カナダの日系人作家、ジョイ・コガワ氏などが出席した。建設の目的について、ALPHAの議長であるジョセフ・ウォン氏は、「和解や許し、調和、平和のために、歴史の真実を開く」と発言。コガワ氏も、「私たちは今、希望と愛、過去の真相に対面している。真相がなければ、希望はない」と強調した。

中国新聞網によると、このほかカナダでは、中国系の国会議員が1日、「南京大虐殺記念日」の設置を政府に呼びかけるなど、反日活動を活発化させている。

日本政府は、こうした動きに対し「遺憾」などと表明するにとどまっているが、虚構の歴史が海外に広まりつつある現状に対し、具体的な対応策を明らかにし、実行に移すべきだ。
(山本慧)

【関連記事】
2017年11月23日付本欄 サンフランシスコに慰安婦像 カナダで南京大虐殺記念日 日本は歴史戦に惨敗中
http://the-liberty.com/article.php?item_id=13834

2017年10月28日付本欄 ユネスコ、「慰安婦」登録見送りへ 背後にあった幸福実現党と保守団体の活躍
http://the-liberty.com/article.php?item_id=13735

http://the-liberty.com/article.php?item_id=13873
 

人生にやる気が持てない人へ――精神科医がおすすめする 心を浮かせる名作映画(9)

 投稿者:宣伝コピペ  投稿日:2017年12月 6日(水)18時24分35秒
返信・引用
  仕事や人間関係に疲れた時、気分転換になるのが映画です。

その映画を選ぶ際に、動員数、人気ランキング、コメンテーターが評価する「芸術性」など、様々な基準があります。

アメリカでは、精神医学の立場から見て「沈んだ心を浮かせる薬」になる映画を選ぶカルチャーがあります。一方、いくら「名作だ」と評価されていても、精神医学的に「心を沈ませる毒」になる映画も存在します。

本連載では、国内外で数多くの治療実績・研究実績を誇る精神科医・千田要一氏に、悩みに応じて、心を浮かせる力を持つ名作映画を処方していただきます。

世の中に、人の心を豊かにする映画が増えることを祈って、お贈りします。

今回は、「人生にやる気が持てない」という人に、オススメの映画を処方いたします。

◆                   ◆                   ◆

「イン・ザ・ヒーロー」(★★★★☆)

まずご紹介するのが、「イン・ザ・ヒーロー」(2014年、日本映画、124分)という、「スーツアクター」に焦点を当てたヒューマンドラマ映画です。

スーツアクターとは、特撮ヒーローものやアクション映画・ドラマなどで、ヒーローのスーツや怪獣の着ぐるみを着用してスタントを行う人のこと。衣装によっては視界や動作が大きく制限されるため、生身のスタントマンよりも高度な技術を必要とされます。顔こそ出ませんが、アクションシーンになくてはならない存在です。

「下落合ヒーローアクションクラブ」の代表・本城渉(唐沢寿明)は、スーツアクター歴25年のベテラン。周囲からの信頼は篤いものの、顔を出して演技するアクション俳優としての夢はなかなか実現せず、妻子には逃げられ、生意気な新人・一ノ瀬リョウ(福士蒼汰)にも先を越される始末でした。

そんな本城にハリウッドのアクション大作出演のオファーが舞い込みます。千載一遇のチャンスですが、約8メートルの櫓(やぐら)から、ワイヤーも命綱もなしで飛び降り、さらに、CGなしで100人の忍者相手に立ち合いを演じるという、まさに命がけの危険な演技だったのです。しかし、本城は周囲の反対を押し切り、自分の夢を叶え、誰かのヒーローになるため出演を決意します。果たして、彼は、無事その大役を演じきれるのでしょうか?

本作は、主演の唐沢寿明自身の実話をモチーフに描かれており、長い下積みから夢をつかんだストーリーは真に迫っています。唐沢寿明の自伝ミリオンセラー『ふたり』(幻冬舎)を合わせて読むと、さらに納得です。

本作が感動を呼ぶのは、自分のためだけでなく、誰かのヒーローになって人の役に立ちたいという情熱があるからでしょう。その熱い思いに打たれ、私も何度か涙してしまいました。感動する映画の一本です。

この、「人のため」という思いの大切さは、アドラー心理学から読み解けます。

アドラーは、「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と喝破し、心の健康を保つためには、対人関係の悩みを解決することが重要だと気がつきました。では、対人関係の悩みを解決するためにはどうすればいいのでしょうか。

そこで登場するのが、アドラー心理学の鍵概念である「共同体感覚」です。これは、その英訳(social interest)が示しているように、他者への関心そのもの(岸見一郎『アドラー心理学 シンプルな幸福論』)。アドラーは、対人関係を良好にし、心の健康に保つには、この「共同体感覚」を持ち、自分自身が周囲を取り巻く共同体の一員だと感じる必要があると考えたのです。
アドラーによれば、共同体感覚は、生まれつき備わった潜在能力ですが、意識して育成されなければなりません(和田秀樹『フロイトとアドラーの心理学』)。その意識して育成する方法とは、「自分への関心を他者への関心へと変える」こと。自分のことばかり考えるのではなく、他者に関心を向けることによって、対人関係が良好になり、自分自身の心の健康を保つことができると、アドラーは説いたのです。

「イン・ザ・ヒーロー」の本城は、この「共同体感覚」が強く、他者への強い関心を持っているといえます。 実際、「自分のため」だけに行動していれば、周囲の人間の協力を得ることはできず、情熱も湧きにくいものです。「人のため」という思いがあってこそ、仕事や人生にやる気がでてきます。本城の命がけの挑戦と、それを支える周囲の人々の姿は、情熱の「源」を教えてくれるようです。


「エリザベス」(★★★☆☆)

次にご紹介するのは、「エリザベス」(1998年、イギリス映画、124分)という、イングランドの女王エリザベス一世の数奇な半生を描いた歴史大作です。続編の「エリザベス:ゴールデン・エイジ」(2007年、イギリス映画、114分)も見ものです。

16世紀のイングランド。国内では旧教・カトリックと新教・プロテスタントが争い、ときの女王メアリー(キャシー・バーク)はプロテスタントを弾圧。新教派のエリザベス(ケイト・ブランジェット)もロンドン塔に投獄されてしまいます。

しかし、ほどなくメアリー女王が他界し、1558年、エリザベスに王位が継承されます。国内の財政を改善するため、エリザベスは新教派のウォルシンガム(ジョフリー・ラッシュ)を味方につけ、国を新教に統一することを決定しました。

これに憤ったローマ法王は英国に密使を送り、エリザベスの暗殺を企てるのです。ウォルシンガムはこの不穏な動きを抑えるため、カトリック側と通じるスコットランド女王・メアリー(ファニー・アルダン)を暗殺。意を決したエリザベスはローマからの密使を探し出し、旧教派を一網打尽にします。そして、祖国防衛のため、国民の前で「私は国家と結婚します」と宣言するのです。

人には、「公」の部分と「私」の部分があって、社会的立場が上がれば上がるほど、「私」が小さくなって、自由が利かなくなります。本作のエリザベスもイングランド女王として、公人として生きることを決意します。「どれくらい私を捨て、公人として生きられるか」が、その人の社会的責任感の大きさを表し、また、人生にどれだけの情熱をかけられるかにもつながってくるのでしょう。


「天地明察」(★★★★☆)

最後にご紹介する映画は、「天地明察(てんちめいさつ)」(2012年日本映画)で、江戸時代、日本で初めての暦作りに挑戦した実在の人物・安井算哲(やすいさんてつ)の伝記的映画です。

江戸時代前期。安井算哲(岡田准一)は将軍に囲碁を教える名家出身ですが、彼自身は、囲碁よりも星の観測と算術の問いを解くことが好きで、本業を忘れてしまうこともしばしば。

そんな算哲でしたが、将軍の後見人である会津藩主・保科正之(松本幸四郎)により暦の誤りを正す大役に抜擢されます。それまで、日本では、唐から伝えられた「授時暦(じゅじれき)」が800年にもおよび使われてきて、かなり現実とずれてきたため新しい暦を作る必要があったのです。

しかし、この作業は、星や太陽の観測をもとに膨大な計算を必要とします。さらに、改暦は本来なら朝廷が司る役目。朝廷に幕府が口を出すことは、「聖域への介入」を意味しました。

算哲は妻・えん(宮崎あおい)や、彼のパトロン・水戸光圀(中井貴一)らに支えられながら、この難関に遮二無二に取り組んでいきます。

ポジティブ心理学では、真理を追究する「誠実さ」を重視しますが、本作では、それが学べます。人生にはさまざまな困難が立ちはだかりますが、(1)人生の目的を持って、(2)誠実に努力し、(3)周りの協力も得ながら、計画を進めることで、「思いは実現していく」のです。

他には、以下のような映画がオススメです。


「ユナイテッド93」(★★★★☆)

9・11でハイジャックされた4機の旅客機のうちの一機「ユナイテッド93便」の機内を再現した実話映画です。本作を観ると、自分の命を犠牲にしてでも、テロ被害を食い止めようとした彼らの「勇気」に、素直に感動してしまいます。先行研究では、勇気は、「他の人に役立ちたい」という「利他」の気持ちで高まると報告されています。


「奇跡のリンゴ」(★★★☆☆)

不可能だといわれていたリンゴの無農薬栽培を成し遂げた農家の波瀾万丈を描いた実話映画。主人公・木村秋則さんの場合は、「奥さんの健康のために」という「利他の精神」があったので、長い逆境に耐えることができたのでしょう。私たちも、秋則さんの「愛に裏打ちされた忍耐の心」を学びたいものです。

【関連サイト】
ハッピースマイルクリニック公式サイト
http://hs-cl.com/

千田要一メールマガジン(毎週火曜日、メンタルに役立つ映画情報を配信!)
http://hs-cl.com/pc/melmaga/hsc/?width=550&height=500&inlineId=myOnPageContent&keepThis=true&TB_iframe=true

【関連書籍】
幸福の科学出版 『幸福感の強い人弱い人 最新ポジティブ心理学の信念の科学』 千田要一著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=780

【関連記事】
「精神科医がおすすめする 心を浮かせる名作映画」過去記事一覧
http://the-liberty.com/archive.php?act=searchall&itemtype=1&keyword=%E5%BF%83%E3%82%92%E6%B5

http://the-liberty.com/article.php?item_id=13870
 

坂本龍馬、吉田松陰がなくなり、従軍慰安婦、南京大虐殺が採用!?―中高教科書の歴 史用語精選案

 投稿者:宣伝コピペ  投稿日:2017年12月 5日(火)18時04分39秒
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1、江夏正敏の「闘魂一喝!」
「坂本龍馬、吉田松陰がなくなり、従軍慰安婦、南京大虐殺が採用!?―中高教科書の歴史用語精選案」
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●耳を疑う選択。
既に報道があったように、高校の次期学習指導要領に合わせ、高校や大学の教員らの研究会(高大連携歴史研究会:約400名)が教科書会社などに提言する歴史用語精選の1次案で、
坂本龍馬や吉田松陰、高杉晋作、楠木正成、上杉謙信、武田信玄、ガリレオ・ガリレイ、マリー・アントワネットなどの人名が外されました。
逆に、従軍慰安婦や南京大虐殺などが入りました。

●学ぶ楽しさを実感するため!?
「教科書本文に載せ、入試でも知識として問う基礎用語」として、日本史では1664語、世界史では1643語を選んだとのこと。
今までは、それぞれ3500語ぐらいあったようですが、半分にしたようです。
その理由は、高校の授業が用語の説明に追われており、生徒が議論する活動を重視した次期指導要領に合わせ、学ぶ楽しさを実感できるようにしたというもの。
ただ、当研究会は「外した用語を教科書に載せることは否定しない」としています。

●影響力はあるのか。
この研究会の提案に影響力があるのでしょうか。
産経新聞によると「用語の採用は教科書会社の判断だが、油井氏(当研究会会長)が中央教育審議会元委員で教科書執筆経験もある上、
歴史用語を多面的な考察につながる概念に整理するように促した中教審の平成28年の答申に沿っており、一定の影響があると見られている」としています。

●左翼の影響では。
これらの報道を見れば、革新系が望む方向に提案がなされていると言えるでしょう。
例えば、明治維新の根幹は、思想がありました。その思想を主導したのが吉田松陰です。吉田松陰なかりせば、明治維新は成就しなかったと言えます。
ところが、左翼からすれば、吉田松陰は右翼のように見え、抹殺したい歴史上の人物になります。

●学ぶ楽しさの逆に行っている。
「次期指導要領に合わせて、学ぶ楽しさを実感できるようにした」とのことですが、
躍動する歴史を学ぶ楽しさを追求するなら、坂本龍馬、吉田松陰、高杉晋作こそ残すべき偉人なのではないでしょうか。
左翼の歴史は、事実のみと称して無味乾燥になっていく傾向があり、歴史嫌いの若者を増産していくでしょう。

●歴史における悪平等が背景にある!?
左翼の考え方には、行き過ぎた平等主義があります。極論すれば「みんな凡人であるべきだ。偉人として突出した人物を描くのは差別に当たる」と考えているようです。
だから、「聖徳太子はいなかった」などと奇妙奇天烈なことを言い始めるのでしょう。

●子どもたちには理想が必要。
歴史上の偉人に触れることは、大切な情操教育です。「大きくなったら、このような立派な人になろう」という理想を描き、努力することこそ教育の本質なのではないでしょうか。
子供時代にはヒーローが大切なのです。
ユダヤ人でノーベル賞をとる人が多いのも、子どものころから旧約聖書を読み込み、心の中で理想像を描いているからだという指摘もあります。

●国民をダメにする教育行政。
今のままでは、子どもの教育が悪い方向へ行ってしまいます。
偉人教育をなおざりにし、従軍慰安婦や南京大虐殺という虚構を若者に刷り込む教育に、何の価値があるでしょうか。
それを許している文部科学省は、存在意義が無いばかりか、存在悪となっている恐れがあります。

●自由な教育が必要な時期。
悪い教育を画一的に量産することは止めていただきたい。これからの趨勢は、自由で個性のある教育なのではないでしょうか。
もっと自由に学校の設立を認めるべきでしょう。塾を学校にしても良いのではないでしょうか。
高度経済成長の画一的教育で成功した面もありましたが、豊かな社会となった現在、多様性を認める教育行政へと転換する時代になっています。
ユニークな教育から、新しい価値が生み出され、富が生み出されていきます。

●その基礎には宗教教育があるべき。
ただ、人間を堕落させていく教育が、自由の名のもとに為される恐れがありますので、人間の心を善なる方向に向けるためにも、基礎的な宗教教育はどうしても必要になるでしょう。
悪の道に進むことは自由ではありません。正しい方向に進むことが本当の自由です。そこに喜びと幸福が生まれてくるのです。
宗教教育をベースに、多様性のある教育を為し、そこから価値を生み出され、国が豊かになり、世界が平和になるような教育を日本は目指すべきだと思います。

━━━━━━━━━━━━━━
2、編集後記
━━━━━━━━━━━━━━
北朝鮮の挑発により、アメリカとの戦争が近くなっています。
幸福実現党は有事対応を声明などで、何度も発信しています。
そちらを参考にしていただければと思います。
一方、教育は国家百年の計。じわりじわりと影響を及ぼしてきます。
そこに左翼の魔の手が忍び寄って来ています。
日本人は、もうそろそろ目覚めなければなりません。
日本の歴史を本当に素晴らしいものにしてきたのは誰なのかを。
今回のメルマガが少しでも参考になれば幸いです。

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◆ 江夏正敏(えなつまさとし)プロフィール

1967年10月20日生まれ。

福岡県出身。東筑高校、大阪大学工学部を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。

広報局長、人事局長、未来ユートピア政治研究会代表、政務本部参謀総長、
HS政経塾・塾長等を歴任。

幸福実現党幹事長・総務会長を経て、現在、政務調査会長。

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中国は北朝鮮を見殺しにする 北問題の次を見通す

 投稿者:宣伝コピペ  投稿日:2017年12月 4日(月)17時43分40秒
返信・引用
  2カ月近く沈黙を続けていた北朝鮮が11月末、大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるミサイルを発射した。
北朝鮮は、ミサイル発射後の声明で「国家核戦力完成の歴史的大業、ミサイル強国の偉業実現」と述べ、核・ミサイル開発をやめるつもりがさらさらないことを世界に見せつけた。

アメリカの北朝鮮研究サイト「38ノース」も、動画と衛星写真を分析した結果から、北朝鮮は1000キロ程度の弾頭をアメリカ本土のどこにでも打ち込めるとの見方を示している。
あと2、3回の実験で、アメリカ本土まで届く核ミサイルが実戦配備可能となると分析する専門家もおり、アメリカの忍耐も限界に近づいている。

そんな中、清朝末期の中国で「太平天国の乱」を起こした洪秀全の霊が、大川隆法・幸福の科学総裁のもとを訪れ、霊言が収録された。

洪秀全は、1814年に中国南部広東省の貧しい農村に生まれる。夢の中で神の声を聞いてキリスト教に目覚め、宗教に基づいて理想の国をつくろうと「太平天国」を建国した。ここには、清朝の特権階級だけが利益をむさぼり、貧しい者にチャンスのない世の中を変えようとの意図があった。やがて「太平天国」は、清朝の反撃を受けて滅亡したが、14年にわたって広く各地で展開された運動は、清朝に大きな打撃を与えた。


「北朝鮮は、中国に見殺しにされる」

霊言の冒頭、洪秀全の霊は、自分が生きた当時は、近代化した西洋がアジアに進出してきており、中国も近代化を急がなければならない時代の転換期だったことや、本当に神の声が聞こえていたことなどを語った。現在の世界情勢にも触れ、高い見識を示した上で、北朝鮮問題についても、さらに先の未来を見通した。

「たぶん北朝鮮は、中国が見殺しにすると思うので」
「いずれ北朝鮮の内実は明らかになって、ひどい国だったということが世界中に知られることになると思うけれども、それは必ず中国に波及する。革命をかけていくのは、そのときですね」

北朝鮮は、日本人をはじめ他国の人々を拉致し、核・ミサイル開発を進めて周辺諸国に脅威を与えている。だが、全体主義体制下にある北朝鮮の問題はそれだけではない。国民には一切の人権や自由がなく、体制に反抗すれば投獄・処刑され、そうでなくともまともに食事にもありつけない貧しい生活を強いられている。

こうした悲惨な状況は北朝鮮だけではなく、北朝鮮を庇護している中国の農村などにも見られる。

北朝鮮が崩壊し、世界中のマスコミが北朝鮮の実情を報じて、その悲惨な実態が明るみに出れば、「中国に支配された国は自由が奪われ、国民が苦しむ」という事実に世界が気づき始める。その時に、中国の体制も変わらざるを得ないということだ。


「まもなく戦争ですよ、と言いに来た」

なぜ洪秀全の霊は、このタイミングで大川総裁のもとにやってきたのか。

「まもなく戦争ですよ、と言いに来た。ただ、その後の見取り図はもっていないといけないから。次、本丸は中国ですから」

洪秀全の霊はこのように述べ、まもなく第二次朝鮮戦争が始まることを見通した。
現在、日本をはじめとする世界の関心は北朝鮮問題に集中しているが、本気でアメリカやその同盟国が力を合わせれば北朝鮮は崩壊する。洪秀全の霊は、むしろ「その後」の見取り図を持っておくべきだと強調した。

今、中国は、香港と台湾を支配下に収めようと狙っている。
イギリスから中国に返還され、2047年までは自治権が約束されているはずの香港では、行政長官選挙は親中派しか当選しないシステムが採用され、言論の自由も制限されるなど、年々、中国の影響力が強くなっている。

また、中国と距離を取る蔡英文氏が総統に就任した台湾にも、中国からの圧力がかかっている。例えばパナマ共和国は、中国との経済関係の強化を理由に台湾との国交を断った。中国か台湾かという踏み絵を踏まされる国家はこれからも増え、台湾はじわじわと追いつめられていくだろう。

ただ、中国の支配下に置かれれば、北朝鮮と同じように自由がなく、貧しい国になっていく可能性が高い。香港も台湾も、中国に対抗する民主化運動が起きている。2014年に香港で起きた大規模な民主化デモ「雨傘革命」は、自由が奪われつつある香港の実態を世界に示した。

一方、中国はこうした民主化の動きに対し、今後も押さえ込みにかかるだろう。香港や台湾の自由を奪う一方、経済力にモノを言わせて中国寄りの国を増やそうとしている。
実際、中国はアジアで存在感を増すフィリピンを取り込むため、11月にも、イスラム過激派の掃討で壊滅したマラウイ市の復興費用として約25億円を供与することで合意している。

洪秀全の霊は、今後懸念される中国の動きを封じ込めるため、次のような提言をした。

「当然ながら、(中国は)お金でフィリピンを国ごと買収してしまう路線でいくと思うので、(日本の)黒田日銀総裁は、お金をいくらでも刷って、フィリピンのほうに流し込み、日本びいきにしないとダメでしょうね」

特権階級だけが利益をむさぼる社会がこのまま続くのか、香港や台湾の民主化運動が中国本土に広がり、全ての国民の人権が尊重される国家に変わることができるのか。

北朝鮮崩壊の先にある中国約14億人の幸福、そして世界の繁栄のために、日本の果たす役割は大きいと言えそうだ。

【関連記事】
2017年12月号 「金正恩後」に起きること Part.1 - Q.北の崩壊後、難民が押し寄せてきたら?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=13715

2017年12月号 「金正恩後」に起きること Part.2 - Q.北の崩壊後、統治はどうなる?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=13714

2017年12月号 「金正恩後」に起きること Part.3 - Q.トランプは何を目指す? 日本はどうする?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=13713


http://the-liberty.com/article.php?item_id=13864
 

坂本龍馬 もっと“貪欲”だったら、教科書から消されなかった!?

 投稿者:宣伝コピペ  投稿日:2017年12月 3日(日)17時15分24秒
返信・引用
  《本記事のポイント》
龍馬、松陰は「実際の歴史上の役割が大きくない」!?
「英雄の精神的な影響力」を軽視する戦後の歴史学
龍馬を消せば、学生はますます歴史を敬遠する

高校の歴史の教科書から、「坂本龍馬」「吉田松陰」「武田信玄」といった、英雄の名前を消すという案が発表され、波紋が広がっている。

案を発表したのは、高校、大学で歴史教育に携わる教員らでつくる高大連携歴史教育研究会(高大研)。

話の発端は、暗記すべき用語数が多すぎるために、授業が暗記中心となり、学生が歴史を敬遠する要因になっているという問題意識だ。用語数を半分に削るという動きの中で、上記の英雄たちが"リストラ対象"に入った。


「実際の歴史上の役割が大きくない」!?

"リストラ宣告"の理由は、「実際の歴史上の役割や意味が大きくない」というもの。

つまりはこういうことだ。

幕末において「薩長同盟」を実際に行ったのは、両藩の重役についていた人たちであって、龍馬ではない。「大政奉還」も、実際に行ったのは徳川慶喜であり、龍馬ではない。龍馬が行った、夢を語り、関係者の心を溶かし、鼓舞して回ったなどという仕事に、「歴史学」として大きな意義を見出すことはできない――。

なるほどそれならば、龍馬のあの有名な逸話も、見方が違ってくる。

龍馬は、新政府の役職名簿を西郷隆盛・大久保利通に提案した際、そこに自分の名前を書かなかった。そこで西郷が、「あなたの名前はないのか」と聞いたところ、「世界の海援隊でもやりましょうかな」と答えた。

その無欲さに、多くの志士たちも、後世の日本人も、心を揺さぶられた。しかし、そんなことも歴史学的には「ナンセンス」ということになる。

龍馬はそんなことをせずに、役職に自分の名前をしっかり入れておけばよかった。京都では暗殺されないように身の安全を最優先して活動すればよかった。明治まで生き延びて、一つでも仕事をしていればよかった。

そうすれば後世、学問的に証明できる、「実際の役割」を果たせたかもしれない。

吉田松陰も、同じだ。11歳で藩主にご進講できるほどの秀才だったのなら、長州藩の要職にでも就いていればよかった。罪に当たる、海外渡航など、考えなければよかった。藩の"認可"のない塾などやらなければよかった。将来の総理大臣や政治家を何人も育て、「命を捨てて正論を訴え、志士たちを鼓舞する」などという、後世の実証に耐えない仕事など、しなければよかった。それよりも、要職に就いて、分かりやすい立場で、「実際の役割」を果たせばよかった。

極端なようだが、彼らについて「実際の役割は小さい」と言うなら、こういう話になってしまう。

彼らは、「名」を求めなかったからこそ、多くの人の心を動かし、歴史を変えた。しかし逆に、「名」を求めなかったからこそ、歴史を教える先生方に、「実際の役割は小さい」などと言われてしまっているのである。


「英雄の精神的な影響力」を軽視する戦後の歴史学

何を言いたいかというと、今回の案を出した歴史の教師たちは、「歴史における、偉人の精神的な影響力」というものを、あまりにも軽視しているということだ。

だから、用語を半減させるという話になった時に、上記の偉人の役割を「歴史の流れにおいては、幹ではない」として、切り捨ててしまう。

これは、戦後の歴史学の弊害と言える。

戦後の歴史学は、「ある偉人が発信した思想や精神が、歴史を動かす」という見方を、敢えて嫌う。非科学的であり、思想の押し付けや、個人崇拝につながりやすいという理由からだ。

むしろ戦後、「歴史は、物質的な環境が変わることで、何らかの集団力学が変わることで、動くもの」と考えられるようになった。例えば、「農業技術の発達により、収穫高が増え、支配階級と被階級の力関係が変わる」といった具合だ。

まるで、気象学が「上昇気流によって、水蒸気が上空で冷やされて水滴に変わり、雲ができる」と分析するようだが、まさに歴史は「社会科学」と言われるようになった。この見方は、マルクスの「史的唯物論」と呼ばれる考え方の影響を大きく受けている。

こうした中で、教科書では坂本龍馬や吉田松陰のような個人が、「精神的支柱」としての役割を果たしたという側面を軽視しているのだ。

そして、そもそも「集団力学」である歴史の中で、もし個人名を出すとするならば、「日米和親条約」や「日米修好通商条約」の締結に幕府老中として立ち会った、阿部正弘や堀田正睦などを教科書に載せるほうが、まだ正当性があるという話になる。


龍馬を消せば、歴史はますますつまらなくなる!?

しかし、まさにこうした歴史の捉え方、描き方こそ、「学生が歴史を敬遠する」原因となるのではないか。

そもそも、坂本龍馬も吉田松陰も武田信玄も、小説、映画など、数々のエンターテイメントの元になっている。歴史に興味を持ってもらう入り口となる人々である。

問題の案を発表した高大研は、こうした英雄を削除する代わりに、「共同体」「史料批判」「グローバル化」といった語句を加えることを提案している。ますます、授業がおもしろくなくなりそうに思えて仕方がない……。


「人物伝」が消えたのも、歴史がつまらない理由

また、歴史を「集団力学」のように捉えることは、こうした英雄の功績を軽視するのみならず、戦後の歴史教科書から、「人物伝」が消えることにもつながった。これも、「学生が歴史を敬遠する」原因となっている。

戦前の教科書には、「仁徳天皇が民のために税を減らして、倹約した逸話」「二宮金次郎が、貧しい中勉強し、各地で財政再建を成し遂げた話」など、人生の教訓になったり、手に汗握るドラマが多く掲載されていた。

20世紀のアメリカにおける代表的な教育思想家ジョン・デューイも「歴史的教材は、ある英雄的人格の生活と行為という形でまとめられる場合に、最も完全に、最も生き生きと子どもに訴えるものであることは、疑いのないところである」と述べている。

しかし、こうした人物伝も、「集団力学を科学するもの」である歴史の中では軽視されるようになった。


歴史の「精神的遺産」をあえて無視する教科書

歴史を学ぶ意味は、「集団力学の分析」をする以上に、先人がその生き方を通して遺した精神的遺産や教訓を、人生の糧にすることにある。

今回の騒動は、その精神的遺産や人物伝を、あえて無視する歴史教科書の問題点を浮かび上がらせている。
(馬場光太郎)

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